にっぽん昆虫記

2006年9月10日 映画
今村昌平さん監督作品。
モノクロ。タイトルとは想像もつかない、
大正〜昭和に生きた女性の、数奇な半生を描いたもの。

N美さんと、さそり座にて。
N美さんが好きそうな作品。

印象的だったのは、頭が少し弱い、とめの父。
いつも、とめと、とめの娘の心配だけをしていた。
その純粋さは、「アイ・アム・サム」を思い出させた。

とめは、父と娘と一緒に暮らすために、お金を稼ぐために
東京に出て、
結局、東京に住み着いて、父とは暮らせないまま、
父は他界してしまう。

・・・なんのための、お金なんだろう、と、思った。

そばにいることを、彼女の父は、望んだのに・・・。

映画の中で、売春宿の女将の仕打ちが酷くて、
仲間を誘って裏切ったのに、
時が立って、結局彼女も女将のように非道になり、
仲間に裏切られる。

・・・上からの目線に、慣れないようにしたい。
現場にいたころ、思っていたこと。
もっと、上がこうだったら、こうできるのに、とか。
もっと、こうすればいいのに、とか、思っていたこと。
忘れていないだろうか・・・。

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