憂鬱。

2006年10月30日
本を読んだ。
「アジアンタム・ブルー」

ここにも、そこにも、
いたるところに、憂鬱は存在するのに、
街を歩いていても、テレビでも、
目に付くものは、
明るくて、前向きで、元気なものばかりだ。

憂鬱だって、人の側面の一つなのに、
それは、本の中やニュースのなかに、
ごくひっそりと表れるだけで、
目に付くところには、現れない。

どうして、人の闇を隠すんだろう。
目に付かないところに。

ティアズヘブン。
「ブレイブストーリー」に出てくる、
悲しみを抱えたものだけが暮らせる村。
元気になった人は、出て行かなくてはならない場所。

そんな場所が、公にあったっていいのに。

どうして、前向きな感情は歓迎されるのに、
後ろ向きだったり、暗い感情は、
「悪いもの」と、みなされるんだろう。
排除しようという動きになるんだろう。

なぜ、それでいいんだよ、って、
そのままを認めてくれないんだろう。
どうして、
「頑張って」「脱出」させられようとするんだろう。
そういうときだって、あるじゃないの。

なんでこんなに腹が立っているのかな。

・・友達が、いろいろあって落ちていて、
だけど、側に居てくれる彼氏のためにも、自分のためにも、
元気にならなきゃって思っていて、
それが、痛々しくて仕方がないんだ。

疲れが溜まって体を壊したら、休息が必要なように、
精神的ダメージが溜まったら、
癒えるまでそっとしておいたらいいのに、
どうして、心に鞭打って前向きになろうとするのか、人は。

友達に「落ち込んでいてはいけないんだ。」と、
思わせたのは、世間一般の価値観のせいな気がして、
それが友達に、無意識に無理させてる気がして、
それが腹立たしいのかな・・。

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