漫画。

2009年6月28日 日常
キスでやってる、アイエスの話。
両性の体という特異体質で生まれてきて、
周囲の理解を求めようとカミングアウトして頑張る主人公。

学生時代にカミングアウトしてクラスの人から敬遠され、
夢をかなえて社会人になって、自分の店をもってからも、
ネットで店の紹介と一緒に、その病気についても記載。
しかし、中傷が多い。

で、同じ病気で生まれた赤ん坊が、家の前に捨てられていて。
育てることにするのだけれど、
病院で、
「今のうちにどちらの性にするか決めて、いらない器官を排除したほうがいい」
といわれるが、「本人が大きくなってから自分で決めさせたい」といって、
それを断る。
それはつまり、学校に入ったりすると、彼がそうだったように、周囲の混乱を招くわけで。

自分にはできない。
彼のようにカミングアウトして理解を求めて闘うこともできないし、
自分ができないから、
その赤ん坊も、赤ん坊の段階で、一方的に性を決めてしまうだろう。
将来的に、精神的に逆の性に目覚めるかもしれないが、
そのときは、性転換すればいい。

自分で、選びたいだろうか?
そんな重要なこと。ある程度、決められていたほうが、楽じゃないか?
自分が、決断できないタイプで、後悔しやすいタイプだからかもだけど、
自分で決めて後悔するより、「すでにこうなってたから仕方ない」ってほうが、
まだ諦めつくような。

間違ってるんだろうな。こういう考え方。だけど。

生まれてきちゃったものは、
苦労することがわかっていても、生きていってもらうしかないけど、
できることなら、すこしでも負担は減らしてやりたいよね。
ただ、そのやり方が、親の考え方次第なんだろうな。

重力ピエロの場合は、レイプでできた子供は、わかってるなら、
最初から生まないな。
親が受け入れられても、本人が受け入れられるかは別だから。
それも、親の度量次第かもしれないけれど。
でも、自分には、その子供が「生まれてきたくなかった」なんて言ったら、
責任をとってやれないから。


なんて、一般的でないことに否定的だけど、
だけど、
自分とは違う選択をする人たちのことを、非難したりはしない。

どちらの例にしても、
中傷がなければ、もっと楽に生きられるだろうに。
受け入れられないなら、ほっといてやればいいのに。
なぜわざわざ攻撃するのかな。



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